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11/4森あそびコミュニティ もりのこ 第6回~森と放射線~

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森のようちえん 葉山 もりのわでは、月に1回「森あそびコミュニティ もりのこ」を開催しています。
地域の小学生と、もりのわの親子がやってきます。

私は、こちらの方もお手伝いをさせてもらっています。
11月のテーマは「森と放射線」でした。
いつものフィールド、森戸川です。

ここでは、私の個人的な感想を書いてみます。
「もりのわ」のブログもぜひご覧ください!

放射線について、子ども向けにわかりやすくお話をするために、川原へと向かいましたが、その途中で子どもたちの集中力を高めるために、ネイチャーゲーム<同じものを見つけよう>を行いました。

私が予めその場所で拾ったものをバンダナの上に乗せて、30秒くらいだけ見せて、みんなも同じものを拾ってくるというものです。

この時集めたもの(カッコ内はおもなねらい)
・ムクノキの葉っぱ(手触り)
・スギの葉っぱ(手触り・におい・どこから落ちた?
・スギの実(同上・葉っぱとペア)
・手で簡単に割れる石(なぜだろう?)
・ばらばらになったサワガニの死骸の一部(どうしてこうなった?)

活動的なエネルギーに満ち溢れている子どもたちの興味を、その場の自然へと、引きつけることが少しずつできたようです。

川原への道のりでは、いろんな生きものにも出会いました。
一番上の写真は、ハダカホオズキの実を抱えている(ような)サワガニ。
新体操の選手みたい!?

ヒミズの死骸にも出会いました。
ヒミズはモグラよりも表層付近で生活するので、手足もモグラほど土を掘る仕様にはなっていませんね。

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川原でのお話は、もりのわ代表のIさんが考えてくれました。
お話の内容など、詳しくはこちらを見てください。

お話は、子どもたちともやり取りしながら、進められていきました。
その中で私が最も印象に残った言葉は、
「原発について、みんながおとなになったらどうしたい?」
→「たくさん考える」

たくさん、考える…。
そうだ、それは重要なことだ、と思いました。

お話のあとには、おとなたちだけで話をする時間も作りました。
話してみると、それぞれいろんな思いや意見、経験などがポロッポロッと出てきます。

たくさん考えて、それを誰かに伝えること、人の話を聞くこと、また考えること。
そして行動。

シンプルですね。

川原では、震えるトンボがいました。ミルンヤンマかな?
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このトンボを見つけた男の子は、お母さんに見せたいから、持って帰ると言いました。
でも、このトンボはこの場所が好きなんだよ。と、話してもなかなか納得できない様子。
そんなやり取りをしている最中に、羽が乾いたのか、トンボは大空へと飛んで行きました。

今日のお話、いろんな生きものとの出会い、周りの人たちとのやり取り…。
どれも、いつか子どもたちが思い出すことがあるでしょう。
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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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