2012.10/15 [Mon]
9/30自然観察会・昆虫~草はらでバッタを見つけよう@境川遊水地公園

9月30日(日)、境川遊水地公園(横浜市戸塚区・泉区)主催の「自然観察会・昆虫~草はらでバッタを見つけよう」で講師を担当しました。
当日は、幼児や小学生の親子21名の方が集まりました。
台風の接近が気になりましたが、お天気は晴れ

まずはバッタの採集から!
基本は素手で。途中から、網の貸し出しもしました。
最初は逃げられてばかりだったけど、だんだん慣れてきました。
採集したバッタたちを、配ったチャートを見ながら
バッタ・コオロギ・キリギリスの3つに分類。
それぞれの「からだのつくり」と「すみか」には深~い関係があることに
気づいてもらいました。
特に今回は、脚先に注目!
各自、虫眼鏡でじっくりと観察してもらいます。

バッタの脚の先には何があった?
吸盤だよ!!
(写真はツチイナゴ)

脚先にある、琥珀色の丸いものがそれです。
私が最初にこれに気づいた時は、もうビックリ!
ええ~バッタの脚の先って、こうなってるんだ!
★境川遊水地公園のブログでは、もっと拡大したいい写真が見られます→こちら
さて、どうしてこうなっているかは、すみかと関係があります。
ヒントは、地表で生活するコオロギには、吸盤がありません。
(答えは一番下にあります)
観察のあとは、バッタたちをもとのすみかに帰してあげました。
最後に、今回の目玉?「第1回バッタオリンピック」!
各自が遠くに飛びそうな「選手」を選び、飛ばしました。

盛り上がりましたよ~♪
中には「場外」まで飛ぶものも!

優勝は、この場外に飛んでいったトノサマバッタでした。
2位もトノサマバッタ(21.7m)、3位はクルマバッタモドキ(3.8m)でした。
身近な遊び場、草はら。
楽しかったね。
草はらに棲む虫たちとも、仲良くなることができたかな?
【アンケートより(一部)】
・イナゴなどに吸盤があったのを初めて知り、びっくりした
・親子で楽しめました。またこういう企画があったら参加したいです
★バッタの吸盤:バッタ(特にイナゴ類、ショウリョウバッタ、オンブバッタなど)は、ピョンと跳んで葉や茎にしがみつきます。その時に、落ちないように、吸盤があるのではないでしょうか。
キリギリスの仲間にも吸盤はありますが、つき方や形が少し違います。こちらは、見ていると葉の上を歩いて移動する様子が見られるので、人間で言う「かかと」の部分に広く接地面があるように感じます。
ぜひ、観察してみてください!
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