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森あそびコミュニティ もりのこ 第4回(8/5)

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森のようちえん 葉山 もりのわでは、月に1回「森あそびコミュニティ もりのこ」を開催しています。
地域の小学生と、もりのわの親子がやってきます。

私は、こちらの方もお手伝いをさせてもらっています。
第4回は8月5日に行われました。なんと1ヶ月も経ってしまい、明日9月2日はもう第5回が巡ってきます。
というわけで、あわててご報告です~^^;

テーマは「源流遡行(水の生まれるところ)」でした。

ここでは、私の個人的な感想を書いてみます。
「もりのわ」のブログもぜひご覧ください!

もりのこのフィールドである森戸川は、三浦半島の逗子市・葉山町を流れ、相模湾の森戸海岸に注いでいる川です。海からさかのぼって本流の源まで行くのはかなり大変なので、いつも遊んでいる林道付近の川から途中で支流に入って、できるだけがんばって行ってみるコースにしました。

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最初の方にはこんな大きな堰も。何のために?
冒頭の写真のように、いくつかゆるい傾斜のある岩盤のような所も登って行きました。

ごろごろの石に足をとられそうになったり、倒木を何度もくぐったりまたいだり、おとなにとっても結構な冒険です!手も足も使って、時に四つんばいになって。足の裏が痛くなってきます。

どっこい、子どもたちがとてもがんばっているので、私1人だったらくじけてやめてたかも~なんて周りのお母さんたちとおしやべりしながら、歩いていくと、だんだんと流れが細くなってきました。

これ以上先には進めない~という所まで来てゴールです。

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水の生まれる所を自分の足で見てきた子どもたちや一緒に行ったおとなたちには、どんな体験となったでしょうか?


私たちは普段、「行政区」(都道府県、市区町村)を単位にして生活していますが、それは人間が勝手に線をひいただけのこと。私たちの生活に本当に深いつながりのある「線」は、「流域」なのではないかと思います。

降った雨が流れこむ川。その川から田畑に飲食にと私たちは昔から水をいただいて暮らしてきました。
また、生物の分布にも「川」や「流域」は大きな影響を持ちます。
(ですので、水辺ビオトープを創出する時に入れる植物は、できるだけ近い所の在来種で、少なくとも同じ流域のものを用います)

自分がどの流域で生活しているのか、地図を広げて考えてみると、楽しいですよ。

*神奈川県が発行している「神奈川県河川海岸港湾図」には、ちょっと細かいですが流域界が示されていて面白いです(私は県庁で見つけて買いました)。
流域を見るには、普通の都市地図だけだと地形がわかりにくいので、できれば地形図(等高線が明示されている)と都市地図を併用するといいです。

*「流域」に関してオススメの本。
養老孟司・岸由二『環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ』PHPワールド・サイエンス新書
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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

ホームページは、aozorashizen.comです。
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