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とんぼガーデン調査管理班@共働舎



共働舎(横浜市泉区、運営:社会福祉法人開く会)は知的障がいのある方の通所型の授産福祉施設です。

そこには小さな水辺ビオトープ「とんぼガーデン」があり、利用者さんや職員の方の憩いの場ともなっています。
2007年にこのビオトープの改修を担当させていただいて以来、様々な形でプログラムの提供を行い、維持管理と活用のお手伝いをさせていただいています(受託:人と自然の研究所)。

今年度は、利用者さん8名と共に、とんぼガーデンの生物について調査し、それと関連付けながら維持管理作業をしていくことになり、7月27日に第1回が実施されました。

(上の写真は、増えすぎた池の水草を抜いて、開けた水面を作っているところです。)

DSC01558re.jpg

最初に水辺の植物の様子(繁茂の程度など)などを観察、次にヤゴを中心とした生物調査をしました。
自分で採集したヤゴを観察、スケッチし、何のトンボのヤゴなのか種類を見極めます。

DSC01561re.jpg

それらの結果と、トンボの棲み分けの話とを関連付けると、とんぼガーデンの昨年~現在にかけての環境が見えてきます。同時に、これからどういう管理作業をすれば良いかも見えてきます。

トンボは、オオシオカラトンボとショウジョウトンボだけでした(ヤゴ、成虫とも)。
全体的に、場としての明るさや開けた空間が減っていることがうかがわれます。

管理作業として、冒頭の写真のように水草を抜いたり、陸地部分も外来種を抜いたり、木を剪定したりという作業を行いました。特に木の剪定は重要でした。

DSC01593re.jpg

さて、これからどのようなトンボやそのほかの生きものが来てくれるでしょうか!
(…1週間後、別件でうかがった際に、シオカラトンボが来ていました。シオカラトンボは明るい所が好きなトンボです。早くも変化が現れてきたようです!)

IMG_0891re.jpg
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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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