2012.06/23 [Sat]
エコアップ隊~草はらの保全@馬入水辺の楽校
いやはや、ずーっとブログを書けずにいました。
これも書きたい、あれも書きたいとリストは増えるばかり…。ようやくですが、1ヶ月も遅れて書きます!
5月19日(土)、馬入水辺の楽校(神奈川県平塚市)でエコアップ隊の講師を担当しました。
このエコアップ隊では、私はおもに草はらや森の自然を担当し、三森典彰さん(FORESTTHREE代表)が水辺を担当しています。
→馬入水辺の楽校のサイトにあるエコアップ通信もご覧ください!
この日は、盛りだくさんのテーマでした。
まず、2月にしかけた「アカネズミの食堂」がどうなっているのか見に行くことにしました。
→★過去の記事:草はらのエコアップ&アカネズミの食堂作り
その途中のトンボ池では、クロスジギンヤンマがせっせと産卵中!
ピンボケでごめんなさ~い。

しばらくその様子を見て、クルミの林へ。

こんなふうに空っぽの竹筒をアカネズミが好きそうな場所に設置。この中で食事をしてくれると、そこには食べかすが残っているはず。そこから、このあたりにいるアカネズミが何を食べているのか、知ることができます。
でも、今回の結果は、残念ながら食べかすは見つかりませんでした。
でも、何かのフン(ダンゴムシ?)があったり、クロベンケイガニが出てきたりしたので、ほかの生きものが棲みかにしていたことがわかりました。


次に草はらへ。
2月のエコアップ隊で、3箇所のコドラート(ここではマイサークルと呼んでいます)を作りました。そこの植物の様子が、3ヶ月経ってどうなっているか、調べます。

①植物を全部抜いた所
こんな様子です。

植物の種類は、オギ、メドハギなど17種類以上。
草はらの保全を進めるうえで、最も管理に気をつけなければいけないセイタカアワダチソウの被度(調査区域内である種が地上を覆う割合・5段階で5がもっとも覆われている)は1としました。
※この5段階で表すやり方は、ブラウンーブランケ法と言います。
②植物を全部刈った所
こんな様子です。

植物の種類は11種類。
セイタカアワダチソウの被度は5としました。
③そのまま何もしなかった所
こんな様子です。

植物の種類は8種類。
セイタカアワダチソウの被度は4としました。
このフィールドでは現在、セイタカアワダチソウが増え、オギを追い詰めています。
このまま放っておくと、オギやイネ科植物のある草はらを棲みかにしているカヤネズミやバッタなどが暮らせなくなってしまいます。
そこで、セイタカアワダチソウの駆除をこれまでも進めてきましたが、どのような管理が効果的なのかを知るために、この「マイサークル」を設置したのでした。
今回の結果から言えることは…
刈ってもダメだということ。
むしろ、見た感じは「そのまま放置」よりも生きがいいような…?
根っこが硬くて大変だけど、がんばって抜くしかないようです。
調査中にも小さな生きものがいました。

セイタカアワダチソウにはアブラムシがよくつくので、アブラムシ大好きなナナホシテントウが食べにきていました。
セイタカアワダチソウだって、役に立ってるじゃない?
もちろんそうなのですが、私たちが懸命に駆除してもセイタカは無くなりきらないし、アブラムシはほかの植物にもつくので、テントウムシが困ることはないと思います。
最後に、「花垣づくり」をしました。

スタッフの方が作った骨組みに何種類かのツル植物が這っていくように、ヒルガオやスイカズラなどをフィールド内の別の場所から採ってきて植えました。
いろんな種類の植物が混じっている垣根は「混ぜ垣」とも言います。
いろんな種類があれば、花が好き、葉っぱが好き、などいろんな好みの生きものたちも集まってくることを期待しています。
これも書きたい、あれも書きたいとリストは増えるばかり…。ようやくですが、1ヶ月も遅れて書きます!
5月19日(土)、馬入水辺の楽校(神奈川県平塚市)でエコアップ隊の講師を担当しました。
このエコアップ隊では、私はおもに草はらや森の自然を担当し、三森典彰さん(FORESTTHREE代表)が水辺を担当しています。
→馬入水辺の楽校のサイトにあるエコアップ通信もご覧ください!
この日は、盛りだくさんのテーマでした。
まず、2月にしかけた「アカネズミの食堂」がどうなっているのか見に行くことにしました。
→★過去の記事:草はらのエコアップ&アカネズミの食堂作り
その途中のトンボ池では、クロスジギンヤンマがせっせと産卵中!
ピンボケでごめんなさ~い。

しばらくその様子を見て、クルミの林へ。

こんなふうに空っぽの竹筒をアカネズミが好きそうな場所に設置。この中で食事をしてくれると、そこには食べかすが残っているはず。そこから、このあたりにいるアカネズミが何を食べているのか、知ることができます。
でも、今回の結果は、残念ながら食べかすは見つかりませんでした。
でも、何かのフン(ダンゴムシ?)があったり、クロベンケイガニが出てきたりしたので、ほかの生きものが棲みかにしていたことがわかりました。


次に草はらへ。
2月のエコアップ隊で、3箇所のコドラート(ここではマイサークルと呼んでいます)を作りました。そこの植物の様子が、3ヶ月経ってどうなっているか、調べます。

①植物を全部抜いた所
こんな様子です。

植物の種類は、オギ、メドハギなど17種類以上。
草はらの保全を進めるうえで、最も管理に気をつけなければいけないセイタカアワダチソウの被度(調査区域内である種が地上を覆う割合・5段階で5がもっとも覆われている)は1としました。
※この5段階で表すやり方は、ブラウンーブランケ法と言います。
②植物を全部刈った所
こんな様子です。

植物の種類は11種類。
セイタカアワダチソウの被度は5としました。
③そのまま何もしなかった所
こんな様子です。

植物の種類は8種類。
セイタカアワダチソウの被度は4としました。
このフィールドでは現在、セイタカアワダチソウが増え、オギを追い詰めています。
このまま放っておくと、オギやイネ科植物のある草はらを棲みかにしているカヤネズミやバッタなどが暮らせなくなってしまいます。
そこで、セイタカアワダチソウの駆除をこれまでも進めてきましたが、どのような管理が効果的なのかを知るために、この「マイサークル」を設置したのでした。
今回の結果から言えることは…
刈ってもダメだということ。
むしろ、見た感じは「そのまま放置」よりも生きがいいような…?
根っこが硬くて大変だけど、がんばって抜くしかないようです。
調査中にも小さな生きものがいました。

セイタカアワダチソウにはアブラムシがよくつくので、アブラムシ大好きなナナホシテントウが食べにきていました。
セイタカアワダチソウだって、役に立ってるじゃない?
もちろんそうなのですが、私たちが懸命に駆除してもセイタカは無くなりきらないし、アブラムシはほかの植物にもつくので、テントウムシが困ることはないと思います。
最後に、「花垣づくり」をしました。

スタッフの方が作った骨組みに何種類かのツル植物が這っていくように、ヒルガオやスイカズラなどをフィールド内の別の場所から採ってきて植えました。
いろんな種類の植物が混じっている垣根は「混ぜ垣」とも言います。
いろんな種類があれば、花が好き、葉っぱが好き、などいろんな好みの生きものたちも集まってくることを期待しています。
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