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3/13 水辺の生きもの観察会@保土ヶ谷公園

ミジンコ+(1)トリミング_convert_20160328161656

3/13(日)、保土ヶ谷公園にて「水辺の生きもの観察会」が開催され、講師を担当しました。

少し肌寒い日でしたが、約20人の親子が参加。
保土ヶ谷公園に水辺はいくつかありますが…今日は「プール」へ!

冬の間も水を張っているプールは立派な「水辺」、どんな生きものがいるでしょうか。
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1ミリくらいの小さな生きものがうじゃうじゃと水中を動き回っています。
透明のカップに汲んで、観察してみました。
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見えたものは、これ!
ミジンコ+(1)トリミング_convert_20160328161656

ミジンコです!
緑色は腸、植物プランクトンを食べてこのような色になっています。
丸く3つ見えるのは、卵です。

私、今回の観察を通してミジンコにハマりました~。
その面白い生態、見た目のかわいらしさ、などなどもっと追及していきたいと思います。
今回特に驚いたのは、目が1個だということ!

さて、次はタモ網を入れて生きものを探してみます。
ここがこの観察会の醍醐味パート1です!
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そして自分が捕まえた生きものを、目、口、脚など順々によ~く観察。
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親子でワイワイ言いながらの観察です。

そしてスケッチ。
チビちゃんもクレヨンで自由にね!
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観察、スケッチを経ると、その小さな生きもののことがだいぶわかってきます。
そこで、チャートによる同定(生きものの名前を調べる)も自分でやります。
これが醍醐味パート2!

同定した生きものをトレーに仕分けして、展示。
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今回、実は展示の仕方をちょっと工夫しました。
左から食物連鎖の底辺から頂点へと行くように並べてみたのです。
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1番左は落ち葉。スケスケになっているのはカゲロウの幼虫やユスリカの幼虫などによるもの。
ミジンコ、ユスリカ幼虫、カゲロウ幼虫、そして肉食のヤゴです。

これがフタバカゲロウの幼虫。
フタバカゲロウ+(1)_convert_20160328161716

こちらはショウジョウトンボのヤゴ。
ショウジョウトンボ_convert_20160328161812

こんなふうに、小さな水辺にも私たちの目には見えない生きものがたくさん生きていて、その中で命の連鎖があること、どうしてこんな生きものがいるのかな?などの話をしました。

採集から観察、名前調べまで自分でやれた満足感でしょうか、おとなも子どもも最後の私の話も楽しそうによく聞いてくださいました!

この日見られた生きものは次の通りです。
・ミジンコ
・ユスリカ(幼虫)
・フタバカゲロウ(幼虫)
・アオモンイトトンボ(ヤゴ)
・シオカラトンボ(ヤゴ)
・ショウジョウトンボ(ヤゴ)
・ギンヤンマ(ヤゴ)

明るい所を好むトンボのヤゴがいるのは順当ですが、イトトンボやギンヤンマといった水草など何らかの組織体に卵を産むトンボは、何に卵を産んだのだろう?

そして、5月終わりには、プール開き前に再び観察会(ヤゴ救出)を開催します。
今日見られた生きものと違いがあるだろうか?
きっとあると思う(^^)

帰りには、「5月の申込はいつからですか?」と何人かの方に声を掛けていただきました。
また楽しみましょう!




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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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