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2/14 自然観察会@富岡総合公園感謝祭



2/14(日)、富岡総合公園感謝祭の催物の1つとして、自然観察会を担当しました。

この日は春一番で、午前中は暴風雨になりましたが、そんな中運営スタッフの皆さまがテントの設営などをなさって大変だったと思います。
私の担当は13時からでしたので、ちょうど雨もやみ、お天気が回復してきた頃でした。
サンマの焼けるいいにおいの漂う中、始まりました自然観察会。

おもに植物の様子を中心に観察しました。
上の写真はアジサイの葉が落ちた痕(葉痕=ようこん)です。

「顔があるよ!」といち早く気づいたのは小学生のMくん。
おとなの皆さんも虫眼鏡で観察、「この顔がかわいい」とか「虫眼鏡で見ると面白い」などの声が聞かれました。

このハートの顔の観察の前に見たのがこちら。
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たくさん落ちていたトチノキの軸にも点々が。
この点々は水や養分の通り道になる(維管束)んですよと説明しました。
これくらい大きくなると葉っぱの側にも見えるんですね。

松ぼっくりも落ちていて、これと同じものを探してみよう!と声をかけると、遠くから拾ってきた子がいました。
それだけ、転がりやすく、できるだけ遠くへタネを移動させようとしているんだということに気づきました。
雨のあとなのでカサが閉じているのも面白い観察でした(乾くと開きます)。
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アジサイの近くに早々と咲いていたタンポポ。
外来種と在来種の見分けをしました。これはガク(総苞片)が反り返っていないので在来種のようですが、カントウタンポポともどこか違うような。タンポポは雑種も多いと言われますが、これもそうなのだろうか。内側の総苞内片が長すぎるような気がするのです。
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水辺にはセリがありました。この日は旧暦の七草の日。ちょっと葉をちぎってにおいをかいでみましたが、あまりしませんでした。
それよりも水辺に来る前にかいだクスノキの葉のスーッとするにおいの方がわかりやすかったようです。
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浅瀬ではショウブが剣の先のような芽をツンツンと出していました。
こちらもにおいをかいでみましたが、子どもたちはそれよりもアメリカザリガニやカモやコイやカメの方が気になっていたようでした。
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冬と春が同居するような日。
短い時間でしたが、富岡総合公園の自然を楽しんでもらえたようでした。
ご参加の皆さまも足元の悪い中、ありがとうございました。

また、遊びに来てね!





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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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