2015.12/28 [Mon]
12/12 エコアップ隊~草地の保全と秘密基地づくり@馬入水辺の楽校

12月12日(土)、馬入水辺の楽校(神奈川県平塚市)で「草地の保全と秘密基地づくり」で講師を担当しました(主催:馬入水辺の楽校の会・平塚市四ノ宮公民館・八幡公民館)。
まずは原っぱで暮らす生きものにどんなものがいるか?を考えてもらいました。
バッタ、キジ、ノウサギ、カヤネズミ…。
これらの生きものが暮らす原っぱを守るために私たち人間にできることは何か?考えました。
放っておくとヤブになってしまったり、長い年月の間には森へと移り変わってしまう。
だから、草刈りが必要だということ。
そこで、こんな葛っぱらからクズのツルを刈り取る作業から始めました。
*上の写真はクズの葉っぱの落ちた痕です。顔みたいですね!


さて、刈り取ったクズのツルを利用しましょう。
この日は「ドリームキャッチャー」を作りました。
親子二人で大きなドリームキャッチャー!

個性的なツルで大胆に作ってみる。

赤い毛糸もキュートです。

皆さんかなり熱中され、予定時間も過ぎてしまいました~。
次にオギの刈り取りにかかります。

刈り取ったオギでは、「秘密基地づくり」!
束ねて結わえて立てて広げれば…

ご覧のような秘密基地が出来上がりです。
入ってみると意外に暖かいのです。
刈り草を下に敷いたり、すき間に詰めて補強したりと、家づくりにそれぞれの工夫がなされました。

仕上げに、入口にさっき作ったドリームキャッチャーをかけ、中でお弁当を食べました。
暖かい陽気も手伝って、みんなゆったりとくつろいでいました。


のんびりしたあとは、この秘密基地も解体です。
解体したオギも1カ所に積み、これもエコスタック(生きものの棲みか)となっていることを話しました。
最後に、前回見つけていたガガイモの実をみんなで観察。
ちょうど弾けて、ふわふわの綿毛のタネがいっぱい詰まっていました!
なかから小さなカメムシが数匹出てきた実もありました。
暖かかったんだね。邪魔してゴメン。

フワフワの綿毛に触って暖かさを感じたり、ふーっと飛ばしたりして楽しみました。
古事記に出てくる小さな神様はこの実のお椀に乗って川から来たんだよ、というお話もしました。
昔から親しまれていた植物なんですね。
冬の野原も、森も、枯れ草の思わぬ美しさを見つけたり、冬越しの小さな生きものを見つけたりと、面白さがあります。
コタツから出て、時には出かけてみてくださいね!
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