2015.10/06 [Tue]
8・9月のネイチャーキッズ@北加瀬こども文化センター

北加瀬こども文化センター(川崎市)の「ネイチャーキッズクラブ」。
月に2回、15時半~16時45分の中で、子どもたちとネイチャーゲームや自然遊び、ビオトープ作り、自然観察などを楽しみます。
今年度は小1~小4まで、15人ほどが参加しています。
このブログでは、2か月ごとにその様子をレポートしています。
8月1回目。
ミニ田んぼの稲もずいぶん大きくなってきました(上の写真)。
夏休みということもあり、この日は近くの夢見ケ先動物公園に行くことにしました。
当日の下見をしっかり行い、観察したい動物をいくつかピックアップしておいたのですが…。
動物園は16時閉園。時間を過ぎても入れるのですが、多くの動物が飼育舎に入ってしまっていました~~。
気を取り直して、何とか見ることのできたハートマンヤマシマウマを観察。
シマウマも種類によって縞模様が微妙に違うので、観察しながら模様を描き込んでいきました。

次回はもっと早く来よう…。
8月2回目。
夏休みが終わったばかりの小学校と、この日まで夏休みの小学校がありました。
お楽しみ企画で、「アイの葉っぱプリント」を行いました。
春から育てていたアイの青々とした葉を摘みます。

綿のトートバッグの上に好きなように葉っぱを配置して、木槌でトントン。

オシロイバナやほかの葉っぱでも試した子どももいました。
思いがけない面白さや美しさを見せてくれました。

出来たバッグを毎回のクラブの時に使っている子もいます。
私たちが普段着ている服がどうやって色とりどりになるのか、「染める」ということを体験から学ぶ第1歩かなと思います。
この日はもう和棉が熟していたので、今季初収穫もしました。

稲の花も咲いていました。
多くの子どもが初めて見る花でした。
稲の葉の間にはカマキリもいました。

9月1回目。
この日は稲刈りに備えてミニ田んぼの「水抜き」を行いました。
と言っても、この容器には栓を設けていないので、浅いお椀でひたすら汲み出す!
そして隣のビオトープに入れていきました。

水抜きは、わざと水の少ない状態を作り、稲に実りの時期が来たことを知らせ、けじめをつける意味があります。
これにより実りを良くしていきます。
稲の丈も毎回計っています。この日は一番高いもので113㎝になっていました。
3か月前の田植え時はは29cmだったのです。
身長が同じくらいの子どももいて、「お米と同じだね~」とワイワイ。

さて、水抜きをしたミニ田んぼにはヤゴがたくさんいました。

ヤゴを観察して、トンボの種類を子どもたちに調べてもらいました。
結果は、すべてシオカラトンボでした。
こんなに小さな田んぼでも、カマキリがいたり、トンボが来て卵を産み、ヤゴが育ったりしているのです。
和棉もたくさん熟し、この日も収穫をしました。

9月2回目。
この日は「虫の観察」をテーマにしました。
まずはネイチャーゲーム<カモフラージュ>で、虫たちがどんなふうに潜んでいるか見つける練習です。
庭の植え込みに潜ませた折り紙を探し出すというものです。

その後子どもたちが見つけた虫は、ハサミムシ、ダンゴムシ、ゴミムシ、ナメクジなどなど…。
目、口、脚などを確認しながら観察し、スケッチへ。
スケッチで一番人気はハサミムシ。

この日初参加の4年生のSちゃんはダンゴムシの正面顔をスケッチしました。

一般的には嫌われ者になりがちなナメクジを選んだ子が何人かいたのは嬉しかった。
私自身もまじまじと改めてよく見てみました。

最後に、描いた絵を並べて互いに見て回りました。
他の人の視点を学ぶ良い機会になります。

さて、次の週は稲刈りです。
稲も何とか実りを迎えました。
前の週に「お米のミルク」のことを教えたので、この日も子どもたちは甘いミルクにありつこうとしていました。
でももう無かったね。お米になったものね。


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