2015.09/08 [Tue]
8/29 夜の昆虫観察会@境川遊水地公園

8月29日(土)、境川遊水地公園(横浜市戸塚区・泉区)主催の「夜の昆虫観察会」で講師を担当しました。
定員20名の所、募集開始2日で埋まってしまったそうです!
当日お話を聞くと、鶴見や海老名から来てくださったご家族もいて期待度の高さを感じました。
今回はせせらぎ水路と周辺の草はらを中心に観察しました。
日没頃にはコウモリがたくさん上空を飛ぶ姿を観察。
小石を投げておびき寄せてみたかったけど、なかなか低空で近くに来なくて難しかった。
でも、コウモリに関心を持ってくれた方も多かったようです。
夜、活動する生きものだけではなく、休んでいる様子も観察。
写真は下見時に撮影したウスバキトンボですが、この日もモンシロチョウやウスバキトンボが草むらの葉陰に止まって休んでいるのを見ることができました。

クモの巣作りはもう終わっていて、残念ながら観察できず。
仕事が早い!
今回は、きっと皆さんの自宅近くでも聞けるであろう、コオロギ類の声を覚えていってほしいと考えていました。
耳を澄ませて、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、ハラオカメコオロギの声を聞きました。
子どもたちが途中で捕まえた虫たちをセンターに持ち帰り、観察と解説、まとめを行いました。

こちらはエンマコオロギのメス。
エンマコオロギは正面顔(エンマさまの顔)や雌雄の違いを観察しました。

こちらは同定し切れていないのですが、ツユムシの仲間ではあると思います。
まだ幼虫で、クロバナエンジュの低木にたくさんいました。
触角の長さをバッタ類と比較してその役割を考えたりしました。

私たちの身近な所にくらしている生きものの存在に気がついてもらえたかな。
自分の家の周りでも夜、耳を澄ませてみるときっといろんな虫の声が聞こえるよ。
そして虫たちは、帰りにまた草はらに逃がしました。
観察させてくれて、ありがとう~!
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