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クモ講座に参加しました



8月中旬、「クモ講座~夏の横沢入」に参加しました。
主催は私も時々一緒に仕事をする人と自然の研究所さん。
講師はNHK「ダーウィンが来た!」に出演されたこともあるクモ研究家の新井浩司さん。
横沢入は、東京都の西北部、あきる野市にある里山で、都内での里山保全地域第1号となった場所です。

見てください!上の写真を。
この日の私のベスト3の内の1つ、アカイロトリノフンダマシです。
なんてキュートなんでしょう!

シラホシテントウに擬態しているらしいです。
テントウムシは捕まえると黄色い汁を出しますからね!


こちらも素晴らしい美しさ!
アズチグモです。
IMG_1137_convert_20150829124215.jpg

私が以前見たアズチグモはこんなに白くてきれいじゃなかったなあ…と思っていたら、紫外線によって色が変わるのだそうです。
このアズチグモは葉裏にいたので、紫外線が弱いとこのように白くなるのかもしれません。

この日は夜の観察もありました。
このワキグロサツマノミダマシが網を張っている所を観察できました。
(この写真は昼間の様子です)
IMG_1113_convert_20150829124455.jpg

その様子は本当にテキパキとしていて、「仕事がデキル」感じ。
夕暮れと共に仕事を始め、20分くらいで見事に円型の巣を完成させて真ん中に鎮座し、獲物を待つ。
その手際(足際?)の良い仕事ぶりを見習いたいとさえ思いました。

最後に、こちらはとても見づらいのですが、トリノフンダマシ類の網です。
IMG_1159_convert_20150829124412.jpg

こんなふうにビヨンビヨンにたるんだ網を張り、おもに蛾を捕えます。
通常、クモの糸の粘り気では鱗粉の多い蛾を捕えるのは難しいのですが、この巣なら捕えられる!

ルーペで横糸の粘球を見ましたが、以前見たジョロウグモの粘球とは比較にならないほどびっしりと密に球が並んでいました。
それは本当に美しかった!

そしてたるんだ横糸に蛾がかかったら自動的に端が1カ所切れて、ブランとぶら下がるような仕掛けになっているのです。
これまた驚きです。

クモってすごい!

私は今までもクモは好きで観察したり本を読んだりしていましたが、今一つ何か壁のようなものを感じていました。
でも今日のように専門家の方について観察するとことで、1つ階段を昇れたように思います。
やはり実地に教えを乞うのは大事ですね。

そして、クモにハマりましたあ~!!





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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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