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草はらの保全

私が参加している横浜市内の公園での活動の1つに、「葦原の保全」があります。
年に1回、3月頃に機械刈りをしてもらった所を、細かい所の手刈りやオギやヨシの落ちた枯葉をかいて地面に光が当たるようにします。

枯れ草の下には、こんな芽生えがたくさん隠れています。
RIMG4771re.jpg
これはミゾソバかアキノウナギツカミかな?

枯れ草に覆われたままで光が十分に届かないと、育たない植物があります。だから、草刈りをして、枯れ草もかいていきます。
日本の気候では、放っておくと森林に変わっていくので、草はらとして維持するためには、定期的に人が草刈りをする必要があります。

葦原(葦=ヨシ)やオギ原のような背の高い植物の草はらとして維持したい場合には、その場所の状況にもよりますが年に1回は刈るのがベターだというのが、今の私の実感です。これも、体験を重ねると変わってくるかもしれませんが。

反対に、田んぼの畦のように年に4回くらい刈ると、丈の短い植物が増えてきます。

草はらは森と違って、維持管理の重要性があまり一般的に知られていないのですが、当然こういう環境に好んで生息する生きもの(動植物)がたくさんいますので、保全は大事です。私が馬入水辺の楽校で取り組んでいるカヤネズミの観察も、オギ原の保全作業がセットになっています。

作業の途中でニホンアマガエルが飛び出しました。
RIMG4777re.jpg

急いでカササッと逃げたのは、カナヘビ。
RIMG4778re.jpg

作業のあとは、こんな様子です。手前は田んぼです。
RIMG4789re.jpg
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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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