2014.10/18 [Sat]
10/11 秋祭り@馬入水辺の楽校

10月11日(土)、馬入水辺の楽校(神奈川県平塚市)で「秋祭り」があり、草地の保全作業とバッタ飛ばし大会で講師を担当しました。
ご覧のように、オギ(白い穂が出ている植物)にセイタカアワダチソウ(黄色い花の植物)が迫っています。
この草はらにはバッタやカマキリ、チョウなどの昆虫をはじめ、カヤネズミのようにオギやススキのようなイネ科植物がないと暮らしていけない動物も棲んでいます。

こうした生きものの暮らしを守るためには、セイタカアワダチソウで占領されてしまうのを防がなければなりません。
そこで、今日はセイタカアワダチソウの引っこ抜き!
雨のあとだからか比較的抜きやすく、子どももおとなも一生懸命。

抜いた後は、「根っこナンバーワン」比べ!
長~い根っこが抜けました。
続いてのバッタ飛ばし大会は、この広いくさはらならではの遊び。
まずは、選手となるバッタを各自が捕まえるところから。
やはり、一番人気はトノサマバッタ。
見よ!この立派な体つきを。

捕まえたバッタたちを、仲間分けしたり、足先をよ~く観察したり、名前を調べたり、じっくり観察してお友達に。
そして飛ばしたバッタは、最高で50mも飛びました(なぜか後ろによく飛んだ)。
この日は、こんな虫も!
ピンクのクビキリギスです。

捕まえたのは、昆虫好きの女の子(小5くらいかな?)
飼ってみる、と言っていました(ちなみにクビキリギスは成虫で越冬)。
どんなものを食べるのかいろいろ試してみるといいね、とアドバイス。
オスだよ、と言ったらメスを探していました(見つからなかったようですが)。
確かに、ピンクの親からはどんな色の子どもが生まれるのだろう…?と思います。
こういう探求心は大事にしたいです。
★この日見られた生きもの
・トノサマバッタ(鳴く様子と交尾姿勢を観察)
・ショウリョウバッタ
・オンブバッタ
・ツチイナゴ
・コバネイナゴ
・エンマコオロギ♀
・その他コオロギ類
・ホシササキリ(緑色系と褐色型)いずれも♀
・クビキリギス(緑色系とピンク型)
・ツユムシ♀
・オオカマキリ
・ナナホシテントウ
・キタキチョウ
・ナガコガネグモの卵のう(見事なつぼ型!)
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