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奥山の存在~高尾山を歩いて~

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少し前の話です。4月下旬に友人の案内で高尾山に行ってきました。
小学生の遠足以来だから約40年ぶり?(サバよんでませ~ん

いくつかある登山道から沢筋の登山道を行くことに。
キョロキョロ周りを見ながら、普段はあまり目にしない動植物を観察。
それはもうワクワクウキウキ。

久しぶりに見たミミガタテンナンショウ。
耳たぶのように左右に出っ張っているのがわかるでしょうか。
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道の真ん中にフンが!
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フンを見れば棒でツンツンつついて何を食べたかな~と調べるのは、私たち生きもの好きの習性?
このフンももしかしたらすでにつつかれたあとかもしれません。

白く丸い玉は、ジャノヒゲの種子のようです。
ジャノヒゲの実なんて、ほとんど食べる所が無いんじゃないかと思えますが、一生懸命食べたんだなあ。
フンの落とし主は、テンでしょうか。

沢のそばの崖の割れ目からは「ググッググッ」と小さな声が!
タゴガエルの鳴き声のようです。
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帰宅してから図鑑で調べると、タゴガエルはこのような割れ目の伏流水に卵を産み、生まれたオタマジャクシはなんとその卵黄のみを食べて成長するのだそうです!!

もう少し割れ目をよく見れば、卵があったかなあ。

高尾山はこのように自然豊かな山でありながら、登山道もお店もとてもよく整備された「一大観光地」でした。
当日も平日ながら多くの人が訪れていました。

信仰の山でもあり、山頂から薬王院へ続く道は広いアスファルト舗装にもなっていて、驚きました。

これだけ開発されていながら、まだここまで自然を保っていられるのは、ひとえに背後に広がる秩父山地などの奥山の存在が大きいのだろうなあと思います。

高尾山の自然を守るために関わっている方々の尽力の賜物でもあるでしょう。

友人と語らいながら多くの動植物をのんびり観察し、大いにリフレッシュ!
そして奥山に匹敵するような自然が無い、都市部の自然保護についても考えることになった、今回の小旅行でした。
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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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