2013.11/24 [Sun]
10/12 石積み現場研修会@芦川

人と自然の研究所が毎月開催している「座間谷戸山現場研修会」が第100回となりました。
それを記念しての特別研修会が、山梨県笛吹市芦川町であり、参加しました。
題して「石積み現場研修会」!
数年前にも実施された時は都合が合わず参加できなかったので、今回は楽しみにしていました。
芦川は座間谷戸山現場研修会の講師である石川啓吾さんが住み、活動している所です。
上の写真のように、見事な石積みがあちこちにあります。
この写真は、斜面に作られた段々畑の畦(法面)を石積みしているものです。
このあたりは石が多く、開墾すると出てくる大きな石の行き場の必要性にも迫られた結果、こうした石積み文化が発展したそうです。
美しく、そして丈夫で実用的。
そんな石積みが見られる芦川は、このような山あいの土地です。

さて、私たち研修生は地元の名人、霜村保正さんにご指導を受けました。
まずは1段目。

「裏込め」をしながら積んでいきます。

2段目。奥行を長く取ります。時にはハンマーで石を削ります。
どこにどの石を積んでいけばいいのか、私たちが悩んでいると、霜村さんが苦も無くにこやかに指示を出します。
なぜわかるんだ~?

なんとか、出来上がりました!

霜村さんの技はもちろん素晴らしいのですが、人柄も素晴らしい。
こんなリーダーならついていきたくなります。
町の石積みを石川啓吾さんにあちこち紹介していただき、夕方「農啓庵(どうけいあん)」へ。
ほっと落ち着く古民家です。


私は残念ながらここで別れて帰途へつきました。
ほかのメンバーは宿泊です。
石積みだけに限らず、「自然とともに生きる暮らしの技」はたくさんあります。
パソコンができるより、こういうことができることの方が、大切だなあと感じます。
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