2013.08/06 [Tue]
7/20 第2回草地管理現場講習会@馬入水辺の楽校

7月20日(日)、馬入水辺の楽校(神奈川県平塚市)にて「第2回草地管理現場講習会(相模の国から自然塾)」が行われ、講師を担当しました。
第1回が昨年(2012年)12月に開催され、それに続いての開催となりました。
ここ相模川の河川敷には、バッタやノウサギ、カヤネズミなどが暮らす原っぱがあります。
今やこのような環境は神奈川県では貴重です。だからこそ、守り育てることが大切です。
馬入水辺の楽校のエコアップ隊活動でも、この草はらの保全には取り組んでいますが、とても間に合わないことと、草はらの管理の重要性とやり方がわかる人材の育成を図るために、「草地管理現場講習会」が始まったのでした。
この日は、カヤネズミの巣の探索によるオギ原の現状確認と、保全作業を行いました。
巣は、3個見つかりました。

生息が確認された安堵はありましたが、同時にオギ原の縮小とヤブ化の進行も目の当たりにしました。
水辺の楽校に隣接する草地も一部探索しましたが、見つかりませんでした(下見では発見)。
やはり、年に1回の草刈りと、勢いの強い外来植物の駆除が必須の緊急課題です。
このままでは、準絶滅危惧種(神奈川県)でもあるカヤネズミが、暮らせなくなるかもしれません。
午後はセイタカアワダチソウの抜き取り作業です。


言うは易く、行うは難し。
面積も広いですし、草地で暮らす他の生きものとの兼ね合いもあります。
水辺の楽校だけの問題ではなく、広域的に視野を広げて考える必要もあります。
これからも、どのような管理が必要なのか、どうすればそれが実現できるのか、関係者の方々と共に考えていきたいと思います。
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