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6/2 森あそびコミュニティ もりのこ~生きものいっぱい見てみよう~

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森のようちえん 葉山 もりのわでは、月に1回「森あそびコミュニティ もりのこ」を開催しています。
地域の小学生と、もりのわの親子がやってきます。
私は、こちらの方もお手伝いをさせてもらっています。

6月のテーマは「生きものいっぱい見てみよう」でした。いつもの森戸川です。
ここでは、私の個人的な感想を書いてみます。
「もりのわ」のブログもぜひご覧ください!


さて、この石についている不透明なものは何だと思いますか?
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拡大してみると…
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う~ん。私のデジカメではうまく撮れませんでしたが、虫眼鏡で見ると、なんと目がついている!
ムーミンに出てくるニョロニョロの手が無いヤツ?みたいな感じで、大きさはマチ針の頭がびっしり並んでいるような感じです。その1つ1つに目がついています。

うわ~すごい!こんなの初めて見た!と私も大興奮。
生きもの探しが始まってずぐにあるお母さんが見つけてきたものでした。

これはきっと魚の卵が孵化したところに違いない、と水に触れさせると、何匹かはスイっと泳ぎだしました。
これはおそらく、ヨシノボリの卵ではないかと思います。

ヨシノボリは、石の裏面に逆さまに張り付いて、産卵することが知られています。
近くに見守っていたオスがいたかもしれません。
また元の場所に戻しました。元気に育てよ。

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子どもたちはいろんな生きものを、網も使わずに探し出してきます。
そのうちの何匹かを、種類ごとに分けてみました(一番上の写真)。

今日は、その中から子どもたちや親御さんも、「名前調べ」に挑戦!
私が作った簡単なチャートを元に、幼児親子は「カワゲラ」と「カゲロウ」の区別を(いずれも幼虫)。
小学生には、「ヤゴ」の種類を調べてもらいました。

エラは?尻尾の数は?触角の太さは?下あごの形は?トゲの数は?

参加したお母さんから、「子どもより自分の方が虫好きに火がついた~」とか、「大きな分類から徐々に絞っていく過程が面白い」、「じっくり観察できた」などと、嬉しい声をいただきました。

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最後に、好きな生きものをスケッチしました。
この日は、こ~んな大きなモクズガニもいたんだよね。
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もうすぐ4歳になる男の子は、こんな絵を描きました。
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お母さんによると、これはコヤマトンボのヤゴを見たあとに、見ながらではなく、思い出しながら描いたそうです。
すごくよくわかるな~。このイメージ!コヤマトンボのヤゴはこちら。
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こうしてこの日も無事に終了。
少しずつの積み重ねで、生きものや自然へのまなざしを、お互いに育てていこうね。


★この日に見られた生きもの
・コオニヤンマ(ヤゴ)
・コシボソヤンマ(ヤゴ)
・ミルンヤンマ(ヤゴ)
・コヤマトンボ(ヤゴ)
・アサヒナカワトンボ
・カゲロウ(幼虫・亜成虫)
・カワゲラ(幼虫・成虫)
・トビケラ(幼虫)
・ヘビトンボ(幼虫)
・アメンボ
・サワガニ
・モクズガニ
・エビの仲間
・カワニナ
・ツチガエル(幼生・成体)
・ヨシノボリ類の卵
・アブラハヤ?
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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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