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2/15とんぼガーデン調査管理班@共働舎

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共働舎(横浜市泉区、運営:社会福祉法人開く会)は知的障がいのある方の通所型の授産福祉施設です。

そこには小さな水辺ビオトープ「とんぼガーデン」があり、利用者さんや職員の方の憩いの場ともなっています。
2007年にこのビオトープの改修を担当させていただいて以来、様々な形でプログラムの提供を行い、維持管理と活用のお手伝いをさせていただいています(受託:人と自然の研究所)。

今年度は、利用者さん8名と共に、とんぼガーデンの生物について調査し、それと関連付けながら維持管理作業をしていくことになり、2月15日に第4回が実施されました。

★第1回の様子はこちら
★第2回の様子はこちら
★第3回の様子はこちら

今回は今年度の最終回なので、毎回最初に行っていたビオトープ調査も、利用者さんのペースでやってもらうことにしました。普段も当番を決めてチェックしているだけあって、スムーズです。
水辺ビオトープを見る基本的な視点は、かなり身についてきました。

次に管理作業です。
今回もこれまで同様に環境を「明るくする」ために木を剪定し、また枯れた水草の除去を行いました。

次に、今年度の管理作業の内容を検証するため、「生きものの声を聞く」ことにしました。
ここでは、指標としてトンボを使っていますので、ヤゴを調べます。
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捕まえたヤゴをスケッチし、チャートを使ってトンボの種類を調べました。
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その結果、今日確認できたヤゴは、
・シオカラトンボ(明るい・開放水面)
・オオシオカラトンボ(暗い・開放水面)
・ショウジョウトンボ(明るい・開放水面)
・イトトンボの仲間(明るい・水草)
でした。
カッコ内は、(好む環境・産卵場所)です。

これにより、「明るい」「暗い」「開放水面」「水草」といった環境要素があったことが推察されます。
7月の調査の際には、シオカラトンボとイトトンボは確認できなかったので、その後に「明るくする」管理作業をしたことがある程度効を奏したのかもしれません。
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でも、管理時期が少し遅かったこともあってか、シオカラトンボ・イトトンボはきわめて少なかったこと、明るく開けた環境を好むギンヤンマがいなかったことから、来シーズン(今年の春~夏)にこれらのトンボが飛来するか、さらに期待したいところです。

最後に、今年度のまとめをしました。
今年度やったことをふりかえり、来年度はどのようなことに取り組むのが良いのか、出し合いました。
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いろいろと、いい意見が出ました。
中でも、「様子を見て管理する」というのは、もっとも大切なことの1つです(順応的管理と言います)。
また、「伝えたい」という気持ちも出てきたので、こうしたことも少しずつ酌んでいけたらなあと思います。

また春からが楽しみですね!
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Comment

NoTitle 

トンボでも種類によって好む環境が違うのが面白いですね。
調査する事で意識をする事が出来るし、積極的に誘致もできますね。
状況を見ながらの順応的対応、大切ですね。
  • posted by かえる 
  • URL 
  • 2013.03/04 09:04分 
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  • [Res]

Re: NoTitle 

かえるさん
こんにちは。そうなんです。トンボは種類による棲み分けがわりとわかりやすいので、環境を考えるうえでの指標にしやすいですね。
  • posted by あおぞら自然共育舎 
  • URL 
  • 2013.03/30 19:04分 
  • [Edit]
  • [Res]

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プロフィール

あおぞら自然共育舎

Author:あおぞら自然共育舎
あおぞら自然共育舎代表、自然案内人 早川広美です。
自然と人をつなぐ仕事をしています。
モットーは「体験による気づきを大切に」。

横浜市在住。
ニックネームはヒロリン。
里山保全歴10年以上、でもわからないことだらけ!

・ネイチャーゲームインストラクター
・ビオトープ管理士
・ハーバルセラピスト
・森林セルフケアサポーター

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